1949-10-04 第5回国会 衆議院 決算委員会 第16号
○東谷説明員 ただいま申しましたように物品、ここでいいますと薪炭そのものは委託檢査をいたしておりましたので、会計檢査院にあります資料は檢査の成績、すなわち受けが幾らで拂いが幾らで残が幾らある、そうして年度中の亡失毀損その他現品の不足についてはないとかあるとかということがただ報告になるのでありまして、結局受け、拂い、残、すなわち最後はこれだけあつて檢査の成績はこういうものであるという結論だけが会計檢査院
○東谷説明員 ただいま申しましたように物品、ここでいいますと薪炭そのものは委託檢査をいたしておりましたので、会計檢査院にあります資料は檢査の成績、すなわち受けが幾らで拂いが幾らで残が幾らある、そうして年度中の亡失毀損その他現品の不足についてはないとかあるとかということがただ報告になるのでありまして、結局受け、拂い、残、すなわち最後はこれだけあつて檢査の成績はこういうものであるという結論だけが会計檢査院
○深澤委員 三浦長官にお伺いいたしますが、そうすると、從來農林大臣が委託檢査をされておつた場合においては、こうした十八項目にわたり中には不正に準ずるようなものがあつたのであるが、しかし委託檢査報告時代においてはすべてを自然減耗あるいは不可抗力による減耗と亡失であるというぐあいに報告されておるのかどうかその点をひとつ……。
○小林説明員 ただいまの委託檢査は至当なものであるか、こういうことでございますが、会計檢査院が旧憲法におきまして、その組織権限は法律の定めるところによるというので、それに基きまして、明治二十三年かの会計檢査院法ができました。
○小林説明員 なおただいまの委託檢査のことについてでございますが、委託檢査はその後新しい憲法のもとに会計檢査院法を制定いたします際に、ただいま委員からもおおせのように、自分で檢査する事柄を、檢査を受けるところの大臣なりにお願いするのははなはだ不合理なことではないか。そういうことは納得できないということで、委託檢査という制度は、ただいまはそういう制度を利用することはできないことに相なりました。
まだ、その上に委託檢査を行うものがあるようでありますが、現在やつておりますものでも、委託檢査のような形式のものは、非常に檢査をするというだけはいいのでありますが、やつた結果を見ますと誠に権威のないものが多いのであります。現に北海道の木炭の檢査をやつておりまして、その規定はあるのでありますが、やつた結果は誠に緩慢であり、消費者に対して少からん迷惑を掛けているのであります。
又現在においては檢査の澁滞を嫌いまして、食糧事務所の委託檢査を避けて、縣みずからが檢査をしておるようなところもあるのでありますが、今回こういうようなものをすべて全面的に國営といたしました結果檢査の澁滞を來たすようなことがありはしないか、その場合において政府は檢査の澁滞を來たしたならば、如何なる責任を取られるのであるかどうか。
○説明員(細田茂三郎君) 只今農政局長から現行のままだと申上げましたのは、食糧事務所が都道府縣の委託を受けて檢査を実施しておる、そういう点についてそれを國営檢査に移しても、実質上委託檢査をしておつたものを今度國営檢査に移すのだから変りはない、そういう点だけでございまして、予算の方を請求すると、今まで國営檢査の予算がなかつたのに國営檢査の予算を請求する、そういう点は現行のままではないのであります。
○藤田政府委員 御指摘の通り、現在農林省の水産局においては委託檢査ということを始めております。一般の船舶檢査をするほかに、それだけでは不十分でございます。やはり農林省の立場からさらに優秀な船をつくりたいというふうな事柄から、依頼に應じて檢査をするような制度をやつておるのであります。